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今年の漢字が「輪」に決定しました。
今年の漢字とは、
1995年から毎年、
はがきやインターネット、全国に設置した応募箱で、
その年の世相を表す漢字一文字を募集する日本漢字能力検定協会のイベントです。
今回から中国、台湾、ベトナムなどの海外からの応募も受け付けました。
今年で19回目となる「今年の漢字」に選ばれたのは
「輪」という文字。
「輪」の票数は、
9518票。
応募総数は
17万290票でした。
さて、応募によって選ばれた「今年の漢字」は、
京都市の清水寺、森清範貫主により「清水の舞台」で、
縦1.5m、横1.3mの越前和紙に特大の筆で揮毫するという方法で毎年発表され、
今年1年の出来事を清め、来年の幸せを願う
という目的で清水寺「奥の院」に奉納されます。
揮毫を終えた森清範貫主は「来年も力を合わせて、『平和な輪』のつながりの世界に向けて、努力していこう」と呼びかけました。
また、揮毫された漢字は12月13日から同31日正午まで清水寺本堂で一般公開する予定となっております。
２位以下は、２位「楽」で８５６２票。
３位「倍」、４位「東」、５位「風」、６位「決」、７位「今」、８位「偽」、９位「富」、１０位「喜」だったということです。
昨年2012年の「今年の漢字」は、
ロンドン五輪での史上最多のメダル獲得や
山中伸弥京都大教授のノーベル賞受賞、
金環日食などを反映して「金」でしたが、
今年2013年の「今年の漢字」が「輪」に選ばれた理由として、
2020年の東京五輪招致や東日本大震災からの復興の輪などが理由に挙げられていました。
1995年からの歴代の漢字を振り返ってみましょう。
1995年は、阪神大震災や地下鉄サリン事件などで列島が揺れたとして「震」が選ばれています。
1996年は、O157による集団食中毒が日本各地で多発したことにより「食」
1997年は、山一證券などの大手企業や銀行が連鎖的に倒産したことにより「倒」
1998年は、和歌山県毒物入りカレー事件や環境ホルモンが問題になったことで「毒」
1999年は、世紀末。ノストラダムスの大予言に代表される世紀末ということで「末」
2000年は、シドニーオリンピックでの日本代表の金メダルラッシュにより「金」
2001年は、9・11アメリカ同時多発テロ事件やアフガン侵攻などがあり「戦」
2002年は、北朝鮮に拉致された日本人が帰国したことで「帰」
2003年は、阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝で「虎」
2004年は、新潟県中越地震や福井県の集中豪雨被害により「災」
2005年は、愛知県で「愛・地球博」が行われたことや各界の「あいちゃん」が活躍したことで「愛」
2006年は、悠仁親王の誕生。小中学生の自殺も多発したことで命の尊さを呼びかけた「命」
2007年は、食品表示偽装が次々と発覚し、年金記録問題も発覚したため「偽」
2008年は、米オバマ次期大統領の「チェンジ」の変わるの意味と株価暴落の異変による「変」
2009年は、自民党から民主党に政権交代し新制度も出たことにより「新」
2010年は、各地での記録的な猛暑で倒れた方も多かった「暑」
2011年は、東日本大震災により家族や仲間の大切さを再確認できた「絆」
2012年は、2000年にも選ばれた「金」。
ロンドンオリンピックでの金メダルラッシュや金環日食の「金」、
さらに消費税増税論議など、お金という意味で「金」でした。
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